相続税申告の報酬は高すぎる!?

相続税の申告を税理士に依頼されたときに、「高い!」と感じる方がいらっしゃると聞きました。

「コンピュータに数字を打ち込んで、サインをするだけでこんなにも高いのか!?」と思われる方もいらしゃるとか。

コンピュータに数字を打ち込んでサインするだけであれだけの報酬をいただけるなら、いいですよね。

(そんな方もいるようですが…)

相続税の申告に当たってどういったことをしているのかは、税理士によって違いますが、私の場合は、土地の評価(路線価)でこんなことをしています。

①課税証明書、登記簿謄本の確認

固定資産税の納税通知書で評価をされる方もいるようですが、私は必ず名寄せを行っています。

共有名義の場合、代表者にしか納税通知書が行かなかったり、道路提供地などの情報を漏らさないためにも、名寄帳を発行しています。

名寄帳を基に登記簿謄本を取得し、地役権など権利がどのようになっているか確認をしています。

②現地の確認

土地の形、状態は千差万別です。よほど遠方でない限り自分の目で確認します。

公図や測量図などと現地を見比べます。測量図が正確でないこともあるので、自分で評価の上で必要な場所の測量を行います。(ちょっとした不審人物ですね)

周りをぐるっと見回すと、書類ではわからない減額要素が発見されることもあります。

③役所での確認

評価の上で減額できる要素はないか、建築基準法上の問題はないかなどを確認します。

④資料・情報を整理して、いざ土地の評価

路線価は、道路に接した住宅を建てるのにちょうどよいサイズの四角い土地の評価単価です。

大抵土地はきれいな四角ではありません。四角からどれだけずれているか、図を描いて計算します。

そして、資料や現地を見て確認できた減額要素を組み込んでいきます。

この減額要素を漏らさないために、現地を見たり、資料を確認したりしています。

税理士は意外と出かけることの多い仕事なのです。